宇宙航空研究開発機構

南海トラフ大震災を想定した衛星利用実証実験

実験実施日

平成25年11月20日

実験機関

日本医師会、情報通信研究機構(NICT)、JAXA

実験場所

日本医師会館 東京都文京区本駒込
愛知県医師会館 愛知県名古屋市中区栄(NICT担当)
愛知県医師会館周辺 ※愛知県仮想被災地(NICT担当)
兵庫県医師会館 兵庫県神戸市中央区磯上通
香川県医師会館 香川県高松市浜ノ町
筑波宇宙センター ※インターネットゲートウェイ局

実験概要

 JAXAおよびNICTは、日本医師会が実施する「南海トラフ大震災を想定した衛星利用実証実験」において、「きずな」回線を介したV-CUBE(インターネットテレビ会議)、クラウド・コンピューティングへの接続環境を構築しました。また、仮想被災地の車載地球局から「きずな」回線によるHD映像伝送と、日本医師会館―愛知県医師会館間でのHDテレビ会議を行いました。

実験結果

 日本医師会実施の「南海トラフ大震災を想定した衛星利用実証実験」において、災害による地上インフラの破壊を想定し、日本医師会館、愛知県医師会館、愛知県仮想被災地、兵庫県医師会館および香川県医師会館に地球局を設置し、「きずな」回線により、地上回線も含めた多地点間の情報共有の有効性を実証することができました。
 また、NICTとJAXAが共同でインターネットゲートウェイ局を含め、計6局の地球局の運用を行ったことにより、大規模災害発生時に「きずな」地球局の設置が多地点に及んだ場合でも対応できることを実証できました。

◆V-CUBE(インターネットテレビ会議)による情報共有
 愛知県医師会館、愛知県仮想被災地、兵庫県医師会館および香川県医師会館において、「きずな」回線を介したインターネット環境を構築し、日本医師会館およびその他の都道府県医師会館が地上回線にて実施しているV-CUBEへの接続を行いました。
 地上回線接続および「きずな」回線接続の多地点間でのインターネットテレビ会議による情報共有が有効に行えることを実証できました。

兵庫県医師会館

香川県医師会館

愛知県医師会館

◆クラウド・コンピューティングによる電子カルテ等の共有
 愛知県医師会館、愛知県仮想被災地、兵庫県医師会館および香川県医師会館において、「きずな」回線を介したインターネット環境を構築し、日本医師会館および、その他の都道府県医師会館が地上回線にて接続しているクラウド・コンピューティング(クラウド型医療情報システム)への接続を行いました。
 地上回線接続および、「きずな」回線接続の多地点間でのクラウド・コンピューティングによる、電子カルテ等の情報共有が有効に行えることを実証できました。

兵庫県医師会館

香川県医師会館

 

◆仮想被災地からのHD映像伝送
 愛知県仮想被災地の小型車載局より、仮想被災地および付近の車道走行時のHD映像を「きずな」回線を用いて、日本医師会館および愛知県医師会館へ伝送しました。
 災害発生時、被災地およびその周辺の道路状況をリアルタイムに把握することができます。

日本医師会館

小型車載局(NICT)

 

◆HDテレビ会議による情報共有
 日本医師会館と愛知県医師会館との間を「きずな」回線で結び、HDテレビ会議による情報共有を実施しました。
 「きずな」回線の特徴である広帯域通信によって、拠点間でHD映像によるテレビ会議を実施することができます。

日本医師会館

【シナリオ訓練実施状況(日本医師会館)】