宇宙航空研究開発機構

DMAT関東ブロック訓練

実験実施日

平成25年9月21日

実験機関

国立病院機構災害医療センター(DMC)、JAXA

実験場所

海上自衛隊厚木航空基地 神奈川県綾瀬市無番地
東海大学付属病院 神奈川県伊勢原市下糟屋
筑波宇宙センター ※インターネットゲートウェイ局

実験概要

 JAXAおよびDMCは、大地震や津波等の大規模災害発生時での広域医療搬送の際に発災後早期のインターネット通信の確保に向け、DMAT要員によるWINDS地球局の自立運用が可能となるよう、DMAT関東ブロック訓練の場で訓練を行いました。

実験結果

◆「きずな」地球局の設置・操作訓練
 厚木航空基地では可搬型USAT、東海大学付属病院では可搬型VSATの、DMAT隊員による設置・操作訓練を実施しました。DMAT隊員により筑波宇宙センターから車両輸送された地球局の組立と衛星リンク確立の操作を行った後、インターネットゲートウェイ局(JAXA筑波宇宙センター)を介してインターネット接続を行いました。本訓練を通じて、DMAT隊員が自立的に地球局設置・操作を行えることが確認できました。
 DMAT隊員からは、組立・運用は習熟したが、トラブル発生時の対応に向け、更なる習熟を目指したい、とのコメントがありました。

可搬型USAT組立

可搬型VSAT組立

◆「きずな」回線を利用したWebEX、EMISの利用
 厚木航空基地と東海大学付属病院とを「きずな」回線を介してインターネットへ接続し、DMAT要員がCISCO WebEX(インターネットTV会議システム)を使用して拠点間の医療搬送に関する情報共有と調整を行いました。また、EMIS※への接続を行い、被災患者情報の入力や、搬送先候補の調査等を行い、医療搬送に活用できることを確認しました。
 利用者へのヒアリング調査の結果、WINDS回線のスピードはすごく速く、テレビ会議も快適であるとの意見が寄せられました。

※EMIS(Emergency Medical Information System):広域災害救急医療情報システム。災害時に被災した都道府県を越えて医療機関の稼動状況など災害医療に関わる情報を共有し、被災地域での迅速且つ適切な医療・救護に関わる各種情報を集約・提供することを目的としている。

EMIS接続状況

WebEX接続状況