きく8号(ETS-Ⅷ)実験推進ページ

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基本実験

展開型ラジエータ実証実験について

展開型ラジエ-タ(DPR)について

展開型ラジエ-タ(DPR)は、衛星の高発熱化が予想される中、放熱面を拡大する有効な手段として世界的に注目されている技術です。きく8号に搭載しているDPRは、衛星構体からラジエータへの熱輸送に、ループヒートパイプ(LHP)を適用した新技術を確立するために開発した実験装置になります。

展開型ラジエ-タ(DPR)について
スケジュール
<動作実験フェイズ:2007年度>
年間を通じて基本的動作の確認
<長期運用実験フェイズ: 2008-2009年度>
宇宙環境下での性能変化の評価
上記結果を踏まえ2010年度以降の長期トレンド評価(検討中)

2007年度成果と今後の課題

  • 軌道上における1年以上にわたるLHPの正常動作。軌道上100日以上の運転(国内二相流体ループ最長)。
    -年間を通じ、外部熱入力変動の環境の下で発熱量を変化させた性能データの取得を行います。
  • 計測が難しい微小重力下での蒸発、凝縮熱伝達率などの基礎データの取得。
    -地上データと比較・分析を行い、実用化での基礎データとします。
  • 軌道上実験データの解析、評価を進め、大容量通信衛星のほか、月面探査、科学衛星などでの実用化を目指します。

参考: 日本伝熱学会 技術賞受賞 2008.5 (DPRの開発)

微小重力環境と地上環境との差異